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【相続】相続した実家の遺品整理、何から始めればいいのか|岡山市の咲良不動産

実家の遺品整理、何から始めればいいのか|岡山市中区・東区・赤磐市でよくあるご相談

岡山市中区・東区や赤磐市で不動産のご相談を受けていると、「実家を相続したものの、遺品の片付けをどう進めればいいか分からない」というお話をよくいただきます。「荷物が多すぎて、どこから手をつければいいか分からない」「業者に頼むといくらかかるのか見当がつかない」「思い出の品を、どう扱えばいいのか分からない」。そのお気持ち、よく分かります。

株式会社AlbaLinkが2026年5月に実施した、実家の片付け経験者446人へのアンケート調査があります(この調査は相続後に限らず、実家の片付け全般を対象にしたものです)。困ったこととして挙げられたのは、荷物の多さ35.7%、親の抵抗22.6%、思い出の品の扱い18.4%の順でした。つまり実家の片付けで悩む理由は、大きく「物理的・実務的な悩み」と「感情的な悩み」の二つに分かれます。今日は、これまで岡山市内を中心に1000件以上のご相談に携わってきた立場から、この両方についてお話しします。

なお、相続手続き全体(名義変更や相続税など)の流れについては別記事「親の家を相続したらまず何をする?」で全体像をまとめています。本記事では、その中の「遺品整理」という一場面を、もう少し具体的に掘り下げていきます。

遺品を処分する前に、一つだけ確認してほしいこと|相続放棄との関係

具体的な片付けの手順に入る前に、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。もし少しでも「相続放棄」を検討しているなら、遺品を片付け始める前に、一度立ち止まって確認していただきたいことがあります。

相続放棄を考えている段階で、財産的価値のある遺品を処分したり、売却してお金に換えたり、自分のために使ってしまったりすると、「相続する意思あり」とみなされ、相続放棄ができなくなる可能性があります。これを法律用語で「法定単純承認」といいます。具体的にリスクが高いとされる行為としては、財産的価値のあるものをすべて持ち去る、遺品を売却してお金にする、故人の預貯金を引き出して使う、といったものが挙げられます。

一方で、形見分け程度の思い出の品、生鮮食品など日持ちしないもの、財産的価値がない、あるいはごく僅かなもの(古い家電や古い家具など)は処分してよいとされています。ただし正直にお伝えすると、この線引きはそれほどはっきりしていません。判断基準は「市場に出した場合に財産的価値があるかどうか」「社会通念に照らして相当かどうか」という、やや曖昧なものです。迷うものがあれば、処分してしまう前に弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

もう一つ知っておいていただきたい制度があります。相続放棄には「自己のために相続の開始があったことを知った時から3カ月以内」という期限(熟慮期間)があります。「3カ月しかない」と聞くと焦ってしまいそうになりますが、財産調査や判断に時間がかかる場合は、家庭裁判所に「期間伸長の申立て」を行うことで、期限を延ばせる制度もあります。相続放棄をするかどうか迷っている場合は、遺品整理を急いで進める前に、まず専門家に相談してから手をつけることをおすすめします。順番を間違えないことが、何より大切です。

遺品整理の基本の流れ|仕分け→貴重品確認→処分→清掃

相続放棄の予定がない、あるいはすでに判断がついている場合は、いよいよ実際の片付けです。遺品整理の全体の流れは、仕分け→貴重品の確認→処分→清掃という4ステップが基本になります。このうち一番最初の「仕分け」でつまずく方が多いので、ここを少し具体的にお話しします。

仕分けは、次の4つに分類して考えると進めやすいです。
①貴重品(現金・有価証券・印鑑・不動産の権利証など)
②形見(写真・手紙・時計・アクセサリーなど)
③リユース・リサイクル可能なもの
④処分するもの
いきなり「捨てる・捨てない」の二択で考えると、一つひとつの判断に時間がかかってしまいます。まずはこの4つの箱に振り分けるつもりで進めると、手が止まりにくくなると思います。

通帳、権利証、印鑑——うっかり処分しないために

仕分けの中でも、特に注意していただきたいのが「貴重品」の扱いです。遺品整理を始める前に、「遺言書の有無」「相続人の確定」「相続財産の確認」を、頭の片隅に置いておくとよいと思います。通帳、不動産の権利証(登記済証・登記識別情報)、保険証券、有価証券、各種契約書などは、その後の相続手続きに直結するため、誤って処分しないよう特に注意が必要です。「古い書類だから」「見た目が地味だから」と判断して、うっかり処分してしまうケースも見られます。また、現金や貴金属が本や衣類の中に隠されているケースもあります。古い書類や本を安易に捨てるのは、実はリスクがある行為です。一度、中身を確認してから処分に回すことをおすすめします。

権利証が見つかった場合は、その後の名義変更(相続登記)もあわせて早めに進めておくと安心です。名義変更を後回しにした結果、兄弟間で意見が割れて売り時を逃してしまった事例については、別記事「売却事例|”名義変更を後回し”にした実家」でも詳しくお話ししていますので、あわせてご覧ください。

形見分けは、いつ・どう進めればいいのか

仏教では四十九日までは喪に服す期間とされているため、形見分けは四十九日法要後に行うのが一般的とされています。形見分けの基本マナーは、故人と親しかった人へ渡すこと、無理強いしないことの二つです。

冒頭でお伝えしたアンケート調査でも、「思い出の品の扱い」に悩んだ方が18.4%いらっしゃいました。思い出の品は、物理的な片付けとは違って気持ちの整理が伴う分、時間がかかって当然だと思います。一度にすべて決めなくても大丈夫です。迷うものは、無理に処分を急がなくてもよいと思います。なお、相続人が複数いる場合、思い出の品や形見をめぐって意見が分かれることもあります。不動産そのものの分け方については、別記事「兄弟で揉めない不動産の分け方」もあわせてご覧ください。

業者に頼む場合、費用はどれくらいかかるのか

「自分たちだけでは、量が多くて手に負えない」という場合、業者に依頼することになると思います。ここで気になるのが費用ですよね。以下の金額は、複数の業者サイトが公開している目安であり、公的統計ではないことをあらかじめお伝えしておきます。

1K:3万円〜
2K・2DK・2LDK:8万円〜40万円程度
一戸建て全体(片付けのみ):30万円〜60万円程度

ずいぶん幅があると感じられたかもしれません。これは、荷物の量、地域、建物の階数やエレベーターの有無、特殊清掃が必要かどうかなど、条件によって大きく変わるためです。参考までに、あるメディア取材では、遺品整理業者の一社が「生前整理は10万円台、遺品整理は20万円台が多い」とコメントしていました。ただしこれは1業者の見解であり、業界全体の統計ではありませんので、あくまで一つの目安として捉えていただければと思います。金額に幅があるからこそ、複数社から見積もりを取ることが推奨されています。

業者選びで確認しておきたい3つのポイント

①一般廃棄物収集運搬業許可の有無
家庭から出た不用品(一般廃棄物)を業として収集・運搬するには、市町村長から交付される「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。無許可の業者はトラブルの温床になりやすいとされています。見積もりの際に、この許可を持っているかどうかを確認しておくと安心です。

②相見積もり
複数社から見積もりを取り、比較すること。現地見積もりに対応しているかどうかも、確認しておきたいポイントです。

③即日契約を迫らないか
「今日だけ特別価格」など、比較検討する時間を与えずに契約を急がせる業者には注意が必要です。正当な業者であれば、こちらが比較検討する時間を尊重してくれるはずです。

これまで岡山市中区・東区や赤磐市を中心に1000件以上のご相談を通じて、実家の片付けから売却まで進まれたご家族を数多く見てきました。その中で、業者選びで焦らず比較検討の時間を取られた方ほど、後々のトラブルが少なかった印象があります。

まとめ|岡山市中区・東区・赤磐市で実家の遺品整理にお悩みなら

遺品整理は、荷物の量も、手続きも、思い出の品への向き合い方も、一度に全部を完璧にこなす必要はありません。ただし、相続放棄を考えている場合は、処分を始める前に一度立ち止まって確認しておくことをおすすめします。これが、今日いちばんお伝えしたかったことです。

1000件以上のご相談を通じて感じるのは、実家の片付けがスムーズに進んだご家族の多くが、”何から手をつければいいか”を早い段階で整理できていた、ということです。実家をどう片付けていくか、その先どうするか(住む・貸す・売る)まで含めて、進め方から一緒に考えることもできます。実家を空き家のままにしておくリスクについては、別記事「『空き家のまま』が一番危険な理由」でも詳しくお話ししています。

もし今、実家の遺品整理や、その先のことで迷っていることがあれば、岡山市中区・東区・赤磐市エリアで1000件以上の取引実績がある咲良不動産まで、お気軽にご相談ください。

この記事の内容について、もっと詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。

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