【住宅ローン】変動と固定、どちらを選ぶべきか
「変動と固定、どっちがいい?」多くの方が悩む質問
家を買うとき、多くの方が頭を悩ませるのが、住宅ローンです。岡山市内で住宅購入をご検討のお客様からも、なかでもいちばんよく聞かれるのが、この質問です。
「変動金利と固定金利、どっちがいいですか?」
数千万円を、何十年もかけて返していく。だからこそ、最初の選択で迷うのは当然です。今日は、これまで1000件以上の取引を見てきた立場から、選び方の「考え方」を、正直にお話しします。
はじめにお伝えしておきます。私たち咲良不動産は不動産の専門家であって、金融機関やファイナンシャルプランナーではありません。実際の金利や審査は、必ず金融機関やFPにご相談ください。この記事は、あくまで判断のための「考え方の整理」としてお読みいただければと思います。
まず「2つの違い」を整理する
変動金利
- 金利が、定期的に見直されるタイプ
- スタート時点の金利は、固定より低いことが多い
- ただし、将来金利が上がると、返済額も増える可能性がある
「今の低さ」を活かせるのが魅力。そのかわり、先の読めなさを抱えることになります。
固定金利(全期間固定・フラット35など)
- 借りたときの金利が、返済の最後まで変わらない
- 毎月の返済額がずっと一定で、計画が立てやすい
- そのぶん、スタート時点の金利は変動より高めになる
「安心」を買うイメージ、と言えるかもしれません。
2026年時点の金利は、どういう局面か
ここは、とても大切なところです。これまで日本は、長く「超低金利」が続いてきました。そのため、「変動一択」と言われることも多かったのです。しかし今は、その流れが変わりつつあります。
日本銀行が金利を引き上げる局面に入り、変動も固定も、金利が上がり始めています。この記事を書いている2026年の時点では、変動金利はおおむね1%前後、フラット35などの固定金利は3%台と、差はあるものの、どちらも以前より上がってきています。
金利は日々動きます。実際に検討するときは、必ず最新の金利をご確認ください。大切なのは、「昔ほど、変動が当たり前にお得とは言い切れない局面になってきた」ということです。
結論:金利の低さより「返し続けられるか」で選ぶ
では、どう選べばいいのか。私たちが考える結論は、シンプルです。
金利の「低さ」で選ぶのではなく、「金利が上がっても、返し続けられるか」で選ぶ。これが、いちばん大事な軸だと思っています。
変動金利は、たしかに今の返済額は抑えられます。でも、将来上がったときに家計が苦しくなるなら、その安さは「見かけの安さ」かもしれません。
変動が向いている人・固定が向いている人
変動が向いていると考えられる方
- 返済に、ある程度の余裕がある
- 繰り上げ返済できる貯蓄がある
- 金利が上がっても、対応できる見込みがある
固定が向いていると考えられる方
- 毎月の返済額を、はっきり確定させたい
- これから教育費など、大きな出費が続く時期にある
- 金利の上下に、気持ちがそわそわしてしまう
どちらが「正解」ということはありません。ご家庭の状況によって、答えは変わります。目安として、借入額が大きいほど、返済期間が長いほど、そして家計の余裕が少ないほど、「固定の安心」が効いてくると私たちは考えています。
迷ったときにおすすめの準備
どちらを選ぶにしても、おすすめしたい準備があります。それは、「もし金利が上がったら、返済額はいくらになるか」を、先にシミュレーションしておくことです。
その金額を見て、「これなら大丈夫」と思えるかどうか。そこが、判断の分かれ目になります。金融機関やFPに相談する際も、この試算を持っていくと、より具体的なアドバイスをもらいやすくなります。
まとめ
変動と固定、どちらが得だったか。それは、正直なところ、何十年もたってみないと分かりません。だからこそ、私たちはこう思います。
「得か損か」よりも、「安心して眠れるか」で選ぶ。数字の上での有利さだけでなく、これから長く付き合う返済を、心穏やかに続けられる形を選んでほしいと思います。
物件選びや、無理のない資金計画については、不動産の立場から一緒に考えることができます(金利や審査そのものは、金融機関やFPへご相談ください)。岡山市中区・東区・赤磐市エリアで住宅購入をご検討の方は、お気軽にご相談ください。



