【不動産売却】家を売る前に知っておきたい3つの基本
不動産を売却する機会は、人生で何度もあるものではありません。多くの方にとっては一生に一度あるかないかの出来事です。
しかし、不動産業界にいると、相場を知らずに安く売ってしまう、売却の進め方が分からない、準備不足で売れない…そんな場面をたくさん見てきました。
そこで今回は、不動産を売却するときに必ず知っておいてほしい3つのことをお話しします。
① 高く売りたいのか、早く売りたいのか
まず最初に決めてほしいことがあります。それは「高く売りたいのか」「早く売りたいのか」、この2つです。
もちろん、多くの方は「できるだけ高く、そして早く売りたい」そう思われると思います。
不動産会社としても、その両方を叶えられるように努力します。
しかし実際の不動産売却では、高く売ろうとすると時間がかかる、早く売ろうとすると価格調整が必要というケースが多くあります。
だからこそまず、価格重視なのか、スピード重視なのか、ご自身の考え方を整理することが大切です。
この方向性が決まると、売却の進め方が大きく変わります。
② 家は「商品になる」という意識
売却をするときに、もう一つ大切な心構えがあります。それは、家は商品になるということです。
今まで住んでいた家でも、売却する瞬間からそれは「商品」として市場に並びます。
商品と聞くと、スーパーを思い浮かべてください。スーパーに並んでいる商品は、きれいに陳列されている、清潔感がある、誰でも手に取れる状態になっています。
不動産も同じです。
現状有姿=何もしなくていいではない
不動産取引では「現状有姿(げんじょうゆうし)」という言葉があります。
これは「今ある状態のまま引き渡す」という意味です。
しかし、これは何もしなくていいという意味ではありません。
例えば残置物がそのまま置いてある、掃除がされていない、生活感が強すぎる、そんな状態の家を見て「この家を買いたい」と思う人は少ないと思います。
だからこそ大切なのは、買う人の目線で家を見ることです。
不要な物を片付ける、掃除をする、第一印象を良くする、こうした少しの工夫で売却結果は大きく変わります。実際に当社が担当した内覧の印象で売却結果が変わった事例もあわせてご覧ください。
③ 売却には費用がかかる
不動産を売却する際には、いくつかの費用がかかります。主なものは次の3つです。
仲介手数料
不動産会社に支払う成功報酬です。一般的には「売買価格 × 3% + 6万円 + 消費税」という計算になります。売買が成立したときに支払う形になります。
登記関係の費用
所有権を買主に移転するための手続きがあります。移転登記自体は通常、買主負担です。
ただし売主側では、住所変更登記、氏名変更登記、抵当権抹消、登記原因証明情報作成などの費用が発生する場合があります。
契約書の印紙代
売買契約書には印紙を貼る必要があります。一般的な住宅の場合、5,000円〜1万円程度になることが多いです(参考:国税庁「不動産の譲渡・土地の賃貸借・消費貸借・運送等に関する契約書」)。
固定資産税は日割り精算
費用とは逆に、売主に戻ってくるお金もあります。それが固定資産税の精算金です。
固定資産税は1年分が売主に請求されますが、不動産取引では引渡日を基準に日割り精算を行います。
そのため、買主から売主へ日割り分の固定資産税が支払われます。
まとめ
不動産売却で大切なのは、次の3つです。
- ① 高く売るのか、早く売るのか方向性を決める
- ② 家を商品として考える
- ③ 売却にかかる費用を理解しておく
この3つを知っておくだけでも、不動産売却で失敗する可能性は大きく減ります。
不動産売却は人生の大きな決断です。だからこそ、焦らず、正しい知識を持って進めること。これがとても大切だと思います。
「うちの場合はどう進めればいいの?」
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